【マンガ】日本の憲法はどんなしくみ? ~けんわかちょいまとめ編~
マンガ
解説
解説します。
私たちの生活している日本には、日本国憲法があります。
この日本国憲法は、現代立憲主義の憲法です。現代立憲主義の憲法とは、近代立憲主義の憲法に社会権を加えたものでした。
近代立憲主義の憲法では、人々に格差が生じてしまいます。その格差をなくそうと社会権を加えたのが、現代立憲主義の憲法でした。
日本国憲法には、三大基本原理があります。国民主権、平和主義、基本的人権の尊重の三つです。
国民主権とは、王様(専制君主)ではなく国民こそが政治の主役である、という考え方です。
平和主義とは、一切の戦争を放棄し、日本が、平和を実現するために、積極的行動をとるべき、という考え方です。
基本的人権の尊重とは、 広く誰もが生まれながらに自由平等である、 という考え方です。基本的人権の尊重が最も重要な基本原理です。
専制政治の下では、人権の尊重がおろそかになっていましたが、人権が尊重されることによって、国民主権がなされました。
人権の尊重と国民主権は、密接に関わっていると言えます。
基本的人権の尊重も、国民主権も、平和であることで確保されます。
平和主義も、基本的人権の尊重や国民主権と密接に関わっています。
このように、三大基本原理はそれぞれ相互に関連しています。
基本的人権の尊重が中核となって、国民主権、平和主義が成り立っています。
三大基本原理の実現のために、権力を三つに分離して、抑制と均衡を図りました。権力は一つに集中すると、腐敗・暴走してしまうからです。
権力は、立法、行政、司法、の三つに分かれています。これを三権分立といいます。
現代立憲主義の憲法については 【マンガ】イマドキ憲法ができるまで を参照してください。
権力が一つに集中すると、腐敗・暴走してしまうことについては、【マンガ】ストップ!リバイアサン を参照してくださいネ!
<【1つ前のマンガ】イマドキ憲法ができるまで ~けんわかちょいまとめ編~
【マンガ】日本の憲法はどんなしくみ? ~けんわかちょいまとめ編~ おしまい